動画で勉強
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ルークドナルド選手です。
マキロイ選手同様、きれいに骨盤から前傾され背筋の伸びたアドレス(ポスチャー)は世界共通です。バックスイングに入ります。注目すべきは、右腕の動き、特に右肘(ヒンジング)です!締め過ぎるでもなく、身体から離れるでもなく、クラブの動きを邪魔せず且つ誘導するかの様に、スイングプレーンに沿ってゆったりとたたまれて行きます。もちろん、スイングプレーンを作るのには、軸を保った身体の回転や下半身の使い方なども関係してくるのですが、ここまで完璧な右腕の使い方を見てると、これだけの動きでほぼ球は曲がらないんじゃないか?と思わせる程、同じ軌道を作る要因となっている様に思います。林先生が着目されたのもこの部分で、あのスイングをいじらないで有名な!?林先生が、この動画を観て、ご自分のスイングに取り入れようとした程です
次に凄い部分が、動画の後半(3:07辺り)から流れる、アイアンショットとドライバーショットを並べた映像部分です。アイアンショットはおそらく7Iか8I辺りだと思うのですが、ドライバーとのスイングテンポが寸分違わず同じです!数々のスイングを観てこられた林先生をもってして「こんな事ってあるのか!?」と驚愕した部分です。私も先生に紹介されこの映像部分を観た時「んなっ アホなっ」って呟いちゃいました(笑)。ただ、長さも重さも違うクラブで、テンポが同じになっているというのには、同じタイミングで振ればいいという単純なものでは無いのですが・・・その辺のカラクリは、また機会があったら触れたいと思います。ルーク選手の生命線とも言える部分だと思うのですが、やはりスイングリズムというのは、総合的にみた場合、有る程度のスイング良し悪しすらも凌駕してしまうと言えるでしょう。
右肘の使い(ヒンジング)・共通のスイングテンポ・・・この2つ位なら我々もがんばれば出来そうな気がしませんか?
解説・構成:HGAチーフインストラクター 稗田